テオティワカン遺跡と巨大都市、国立人類学博物館

ピラミッド

テオティワカン遺跡はメキシコシティから北に50kmほどの所にある遺跡です。今回は半日の観光ツアーに参加しました(メキシコ観光さんでは日本語のツアーもあるので便利です)。ツアーの所要時間は約4時間とのことだったので、特に人が少ないという午前中を狙っていきました。

テオティワカンという遺跡はずっと祭りとか神事をするだけの場所だと思っていたのですが、ガイドさんによるとどうやらそうした祭祀の機能はこの場所の一部機能でしかなく、テオティワカン自体はとんでもない巨大都市だったということらしいのです。

テオティワカン

遺跡につくとすぐに太陽と月のピラミッド群やケツゥアコアトル神殿が見えてきました。
これら遺跡群は20km2という広大な土地の中心にあって、その壮大さは度肝を抜かれます。当時はどれほどの影響力であったのでしょうか。
この神殿群を中心にして、当時では最盛期で20万人ほどの人が暮らしていたといいます。

遺跡では発掘調査を見ることも出来ます。
ガイドさんの話だと、この地には紀元前500年(先古典期後期)ごろに小さな集落が点在していたらしいのですが、パトラチケ期(前150年頃)やツァクアリ期(紀元後150年頃)といった何やら難しい時期を経て、紀元後、西暦500年ごろには最盛期に達し、その後、西暦650年頃に衰退していったということでした。
だから、何と1,000年かけてこのテオティワカンの都市が築かれていった‼ということになるのだそうです。

遺跡の見所は、なんといっても壮大な神殿建築やピラミッドと、それに施されたジャガーやケツゥアコアトルの見事な装飾です。

 ピラミッド

現地では独特なタル・タブレロという建築様式も見ることが出来ます。

ケツゥアコアトル

このテオティワカンの街では交易も盛んであったようで、発掘品から翡翠や雲母などが見つかっています。遠方では北米のトルコ石、熱帯雨林の動植物などが持ちこまれた証拠も見つかっているようです。

驚いたことにこのテオティワカンの街には、東のメキシコ湾からきた商人達やオアハカのサポテカ人といった、いわゆる「外国人」が暮らす居住地があったらしいのです。
こうした発掘された外国人たちの居住地では、床張りや石積み、墳墓などにそれらの出身地の伝統がみてとれるといいます。驚きです。

タコスを食べて少し休んで、午後はメキシコシティにある国立人類学博物館に行きました。夜7時までやっているとのことでしたのでゆっくり行きました。

タコス
持って行ったガイド本には丸一日かけても全部見られないと書いてあったので、早々に急ぎ足はあきらめて、午前中に行ったテオティワカンの展示を見てみました。
まだまだ記憶が新しかったらしく、いつもだったら足が棒に頃なのですが、楽しめました。当時の色彩なんかが再現されていたり、太陽のピラミッドにあったドクロの円盤があったりと遺跡を訪れてなくても楽しめます。

カレンダー
同時代に栄えていたマヤやオアハカ文化の展示と比べてみても面白いと思います。おみやげ屋さんはココでしか手に入らない骸骨とかが多いのでチェックしてみてはいかがでしょうか。